ご挨拶

輝く未来へ翔く

私たちは1975年6月の創立以来、ファインケミカルの開発・生産の分野でお客様のお役に立てる企業体であり続けたいと日夜努力してまいりました。1995年に霞ヶ浦を近くに望む茨城県美浦村に生産技術研究所を開設し、周囲の環境に配慮した施設とファインケミカルの生産設備の増強に努め、現在では構内に3つの製造棟を構え、200Lから最大5,000L迄の装置によって量産化技術もより強固なものとなりました。

また、2009年3月にはGMP施設として医薬品製造業の許可を取得し、医薬バルク等の製造面でも威力を発揮する設備と技術の一本化が可能となりました。更に、技術面においては、マイナス110℃前後の超低温下での各種還元反応、リチオ化反応をはじめLAH還元、MeBrガスによる大量のグリニヤ反応等々、特筆できる各種技術の集積体として活動を深め、ISO-9001の認証も取得しております。残念ながら昨年医薬品製造業からは撤退しましたが、品質管理のノウハウをファインケミカル分野にも取り入れながら一層のレベルアップに努めてまいります。

変化のスピードが速い今日、当社はお客様のニーズの変化にも的確にお応えできるようこれからも精進してまいります。今年はいよいよ創業50周年を迎えます。一昨年より老朽化した第一製造棟の建て替えなど順次構内施設の整備を進めながら、これからもお客様に良い製品を提供し、且つ社員全員が安全かつ安心して働ける職場作りを心がけてまいります。

今後とも益々ご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。

ジーベンケミカル株式会社
代表取締役社長 高野 栄子

経営理念

顧客満足

顧客ニーズに対応する品質、コストの創生と迅速性

技術向上

品質・コストの調和を恒常的に推進する技術力のアップと新技術の開発

環境保全

地域環境、地球環境を大切にする技術と心の追求

安全優先

地域社会、住民と社員の安全を優先するリスクアセスメント

社会貢献

納税と雇用による会社貢献および社員の社会性向上による個人貢献

環境保全

当研究所は霞ヶ浦の近くに所在し、その豊かな水を有する地域社会と共存できる企業として、環境問題にも充分考慮しています。 また、村の「せせらぎ浄化水路」や「農村公園」の植栽工事にも参加するなど、積極的に地域との共生を図っています。

基本理念

当社は地球環境の保全と環境の破壊防止を企業理念として活動する企業体を目指し、日々努力しています。

美浦村大須賀津湖畔農村公園

行動指針

  • 当社の開発、製造する製品は全て廃液、排ガス等の削減を旨として開発計画の段階から環境影響の低減を目指します。
  • 当研究所は霞ヶ浦の側近、良好な自然環境のもとに立地しており、この環境保全に注力するため、社員一人、一人が環境問題により関心を高めて環境保全に努力するよう教育、啓発に努めます。
  • 当研究所は発足以来、美浦村当局と公害防止協定を締結し公害防止対策に注力してきました。今後も環境破壊につながるような企業活動は厳に戒め、無事故、無災害を目指します。
  • CO2削減に注力するため、無駄なエネルギー、電力消費を抑制するために省エネ活動をより強化していきます。

Zieben Chemicals 命名の由来

当社が発足した1975年は、第二次オイルショック直後の再就職もままならぬ時代でした。そんなときにも理想の新会社を設立しようと総勢13名が集結しました。オーナー予定者は、社名は設立参加者から募集しようと提案し、募集にあたっての条件が示されました。それは、「新設会社の名前はカタカナとし、医薬品の商品名で 『ン』の付いたものにはヒット商品が多いことから『ン』を付けて、運を呼ぼうではないか」というものでした。 その結果、英名で「7」に絡む縁起にちなんだ提案が多数あり、なかでも「セブンケミカル」が最後まで残りました。が、同名の会社が台湾にあったことから ドイツ名にしてはということで、『SIEBEN CHEMICAL』 の登場となりました。しかし、これではシーベンと読まれるのではないかとの声もあり、そこで厳しい創業期が予測されるため、かつての連合艦隊の故事に習い、Z旗を揚げて頑張ろうという意味で、当社の造語として『ZIEBEN CHEMICAL』と命名することになりました。

こうして当社ジーベンケミカル株式会社は設立されました。皆、商売は直ぐにでも出来ると自信満々でしたが、創業時としては人数が多く売上に対しての経費負担が大き過ぎました。最初の1~2年は給与賞与もままならず次々と退職者がでて、最終的に意志強固な7名が残りました。奇しくもこの残留メンバーの7名こそが会社の名前「ジーベン=7」に重なり、3年目には会社の業績を黒字転換させ、今日の土台を築いた『7人の侍』ともなったのです。